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WQHDモニターにHDMI接続したら、解像度が正しく認識されない?解決策はこちら!

2023-05-30

27インチのASUS ProArt PA278CVモニターを購入しました。

解像度はWQHDです。

ところが、HDMI接続した際に、WQHD解像度(2560×1440)で画面が映らず、代わりに解像度(1920×1080)でしか表示されません。

解像度が正しく認識されていないようです。

解決策を含めた記事を作成しました。

WQHDモニターにHDMI接続したら、解像度が正しく認識されない時の解決策

WQHD(2560 x 1440)モニターを使用している場合、HDMI接続で接続すると解像度が正しく認識されない場合があります。

この問題は、HDMIケーブルがWQHDモニターの解像度をサポートしていないためです。

【重要】モニター・ディスプレイの接続する端子(コネクタ)により解像度は変わる

接続する端子により解像度は変わることがわかりました。
購入の際、とても重要なことなので、ここに記載しておきます。

高解像度のモニター・ディスプレイは、パソコンと接続する際に使用する端子(コネクタ)によって解像度が影響を受ける場合があります。

WQHD(2560x1440)の場合

モニターのコネクタWQHD表示モニターの表示性能概要
VGA(D-Sub)  ×2048x1152までの解像度表示となる(4K解像度では表示できない)
→ そもそもVGA(D-Sub)の規格がWQHDに対応していないため
DVI(Dual)  ○WQHDの解像度で表示可能
HDMI  ×1920x1080までの解像度表示となる
→ HDMIの規格はWQHD(2560x1440)に対応しているが、この製品のHDMIコネクタがFullHD(1920x1080)までの対応のため
DisplayPort  ○WQHDの解像度で表示可能

WQHDモニターを使用していても、VGA(D-Sub)で接続するとWQHDサイズとして表示されず、また、今回のディスプレイはHDMI接続でもWQHDサイズの表示ができない製品でした。

画面は表示されるものの、WQHDサイズと異なる解像度で表示されました。

DisplayPortケーブルを入手する

WQHD解像度のモニターを使用している場合、DisplayPortケーブルを使用することが推奨されます。

DisplayPortケーブルを接続する

次に、DisplayPortケーブルをWQHD解像度のモニターに接続します。

モニターの背面には、DisplayPort接続ポートが備わっているはずです。それをコンピューターのDisplayPort接続ポートに接続すればOKです。

コンピューターに接続する

DisplayPortケーブルをパソコンに接続します。

多くのグラフィックカードには、DisplayPort接続ポートがあります。

このポートにDisplayPortケーブルを接続するだけで、WQHD解像度のモニターが正しく認識されます。

モニター側の設定

もし、画面に正しい解像度が表示されない場合は、設定が正しく認識されていない可能性があります。

モニターの右下にあるボタンをポチっとすると接続するケーブルの選択肢が出てきます。

映像インターフェース規格の「DisplayPort」は凄いらしい

2023年7月13日の記事を読んで、映像インターフェース規格である「DisplayPort」が非常に優れているということに納得したような感じがしました。

映像インターフェース規格の「DisplayPort」はいったい何がすごいのか?

要約すると、以下になります。

『DisplayPortは、VGAやDVIの後継として、VESAによって設計された映像インターフェース規格です。Hackadayによる評価では、DisplayPortはHDMIなどの他のインターフェースの機能を持ちながらも、より堅牢なアーキテクチャを採用しており、柔軟性が高いとされています。

一方、HDMIは家庭用のテレビやゲーム機などで広く使用されるデジタル映像インターフェース規格であり、DisplayPortとは異なる伝送方式を採用しています。DisplayPortはマイクロパケット方式を使用し、データを映像信号として分解するのではなく、細かくまとめながらデータのままで送信します。また、DisplayPortはマルチストリームトランスポート(MST)という機能を備えており、1つの出力から複数のモニターを使用することができます。

さらに、DisplayPortは20ピンの端子を持ち、メインレーンと呼ばれる4つの種類のピンがあります。ただし、データ転送量に応じて必ずしも4つのメインレーンを使用する必要はありません。また、eDPという規格は、DisplayPortの特徴を活かして低コストで高解像度と低消費電力を実現するために開発されました。

DisplayPortは、IntelとAMDなどの大手企業が支持しており、ポータブルデバイスなどで広く使用されています。一方、HDMIは制約が多いとされており、特に高解像度やFreeSyncなどの機能に関して制限があると指摘されています。』

つまり、DisplayPortは柔軟性が高く、堅牢なアーキテクチャを持ち、さまざまな用途に対応することができる優れた映像インターフェース規格と言えます。

DisplayPort接続ポートが足らない場合

モニターの背面のDisplayPort接続ポートとパソコンのDisplayPort接続ポートを接続すれば問題が解決するはずです。

ただし、私のコンピューターの設定では、2つのモニターを使用しています。一方のモニターは4K解像度のモニターで接続されたDisplayPortポートを使用しており、もう一方のモニターは以前はフルHD解像度のモニターで接続されていたため、HDMIポートで十分対応できていました。

そう・・・4K解像度のモニターとWQHD解像度のモニターを使うのであれば足らないのです。

DisplayPort接続ポートが!

1個しかないデスクトップを買ってしまっていたのです。


DisplayPortハブを使用して接続しましたが、それも正しく認識されませんでした。

他の環境では、ハブで対応できるかもしれません。

これでは、せっかくWQHDモニターを買ったのに意味がありません。

今後のことも考慮して、DisplayPort接続ポートを増やすことにしました。

DisplayPortポートを増やすためにグラフィックボードを変更する

グラフィックボードをアップグレードすると、追加のDisplayPortポートが利用できるようになります。それにより、複数のモニターを同時に接続することができるようになります。

グラフィックボードの互換性やパソコンの仕様によっては、ハードウェアの変更に制約がある場合があります。したがって、適切なグラフィックボードを選ぶ前に、パソコンの仕様や互換性を確認することが大切です。

こうなると、専門知識を持つ人に相談することが一番ってとり早い!ですよね。

パソコン工房 三田店のお兄さんに相談しました。

現行の電源を生かすタイプで選んだのは、ASUSのDUALシリーズからデュアルファン装備でセミファンレス仕様のNVIDIA GEFORCE RTX 3060 搭載グラフィックカード「DUAL-RTX3060-8G」

ワンランク下でも良かったのですが今後の事も考慮して奮発しました。

予算は少し超過しましたが、親身に相談に乗ってくださって、おまけにグラフィックボードの交換も手頃な価格で行っていただけたので、結果的に専門家に頼んで正解でした。

自分で交換することも考えましたが、ハードルが高いので断念しました。
それにグラフィックボードの価格も高く、もし失敗した時の痛手が大きいので、専門家にお願いした方が無難です。

ちゃんと解像度が表示されました。

このグラフィックボードを買うためにメルカリを頑張りました。
それと、使用しなくなったブランドのポーチを高値で取引していただけたのでちょっと贅沢をしました。

デスクトップを購入する際、ここまで細かく考えずに買ってしまったことは痛恨のミスです。そもそも購入した時は、パソコンの知識がなかったので仕方がないんですが…

グラフィックボードの仕事

グラフィックボードは、モニターに表示される映像を処理するための特別なパーツです。

グラフィックボードを追加すると、描画速度がとても速くなり、作業時間が短縮されるという利点があります。

グラフィックボードの増設

グラフィックボードを追加する前に、必ず確認すべきポイントがあります。

なぜなら、グラフィックボードは非常に高価なものであり、失敗すると大泣きします

【グラフィックボードを追加する前に、以下のポイントを確認してください】

  1. 対応性と互換性: グラフィックボードが使用するスロットやポートがマザーボードと互換性があるか確認しましょう。また、電源や冷却の要件にも対応しているか確認し、必要な場合はアップグレードが必要です。
  2. スペースとサイズ: グラフィックボードが設置スロットに収まるかどうか、およびケース内のスペースに十分な余裕があるか確認しましょう。特に小型ケースではサイズの制約があります。
  3. 電源要件: グラフィックボードの電力要件を確認し、使用する電源がそれを供給できるか確認してください。必要に応じて電源のアップグレードが必要になる場合もあります。
  4. ドライバとソフトウェア: 新しいグラフィックボードを正しく動作させるためには、最新のドライバと対応するソフトウェアをインストールする必要があります。メーカーのウェブサイトから適切なドライバを入手しましょう。
  5. 冷却と温度管理: グラフィックボードは高い負荷をかけるため、適切な冷却が必要です。十分な冷却対策を行うことで、グラフィックボードの安定性と寿命を確保できます。

これらのポイントを確認しておくことで、グラフィックボードの追加作業を成功させることができます。

なお、ノートパソコンではグラフィックボードを追加するスペースがないため、追加は不可能です。

あとがき

WQHD解像度のモニターで正しい解像度が認識されない問題に気づきましたが、DisplayPortケーブルを接続するためにDisplayPortポートの追加方法がわからず、調べるのに時間がかかりました。

高価なグラフィックボードを購入することには躊躇しましたが、一つの課題を解決できたし、今後もパソコンを大切に使っていく機会になり、アップデートするタイミングもちょうど良かったと思っています。

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