音楽

ピアノのおけいこ/子供の習い事

2015-03-21

私の反省回帰録として子供のことを書いてみたいと思います。

子供に習い事をさせたいと思ったとき、一番先に頭に浮かんだのは「ピアノ」でした。

自分が幼い頃習っていて、ピアノが好きだったと言うのが理由でした。

ピアノのおけいこ/子供の習い事 その1t

今から思えば「習字を❗やらせておけばよかった・・・」と後悔

pic21

ピアノの先生の選択について

回帰録ピアノ編1

子供の習い事は、親の考え方が色濃く反映しているものだと言えると思います。

それに伴いどんな師匠につくか・・・・とても大切な選択です。

唯一、失敗だったと思ったのは息子をピアノ習わせたいと思ったときに享受し最初の先生の選択。

何年経っても今だに、子供に申し訳なかったと反省しています。

音を間違えれば手を「パシッ!」

私が子供の頃習っていたピアノ先生も、「何回おんなじ所を間違えるの!」と

激怒されていました。

ピアノの先生とはこういうものなんだと思っていました。

よく聞く話ですが、よくないですよね。

息子の初めてのコンクール前のレッスンの出来事。

当時4歳。

三回、同じところを間違えたとき

先生が子供の襟をつかんだかと思ったら ・・・・

投げ飛ばされていました。

長い廊下をすべっていった子供は、先にある植木にあたって止まりました。

この時は、さぞかし怖かっただろうなあとおもい、

私 「もう、やめよ!お母さん別の先生探すわ。」と帰りの車の中で言うと

息子「大丈夫やで。廊下をすーーーって投げれたとき、おもしろかったで。」と言ったけど。

私「ううーーーーーん・・・・・・・」

小さな子供なりに気を使っていたのであろうと思う。

しかしなぜ?そんな先生に習わしたのか?と思われますよね。

その先生は何人ものコンクール入賞者を育てていると聞いた…親の浅はかな欲があったからです。

コンクールについて思うこと

習い事をさせるなら、どうせなら頑張って欲しいという親の欲が多分にありました。

そして、ピアノコンクールに出るには、レッスンをちょっと頑張る必要があります。

なので、自然とピアノを弾くレベルも上がっていきます。

実のところ、コンクールには側から見ればオカシナ競争が潜んでいるのです。

私は以前、楽器店に勤務していたことがあります。

必然的に、いろんなお母さまと先生方を見てきました。

グランドピアノの販売のために、コンクール出場をすすめる先生は多かったように思います。

熱心な親ほど、お財布の紐が緩くなりますから、これほどいい鴨はないですからね。

楽器店も売り上げを伸ばす絶好のタイミングなので、定期的なコンクールは必要不可欠であるワケです。。

たぶんにもれず、我が息子の先生も「コンクールで入賞を目指すならグランドピアノ購入が当たり前でしょう…。」とさらりと仰いました。

幼稚園児に車が買えるくらいの楽器を与えるわけです。

私もチョロッとピアノを弾いているので、今となれば大きな買い物でしたが買って良かったと思ってます。

アプライトピアノとグランドピアノの差は、歴然と違います。

アプライトピアノと電子ピアノの差くらいかと感じました。。

主人は反対でしたので、私のヘソクリを解約。

我が家に大きなピアノがやってきました。

コンクールと言えば、数々のちょっと稀有な親御さんを思い出します。

ご自身の名誉のために厳しいレッスンをしていた先生も。

誰が賞を取ったか?とか。

予選、本戦でどうだったとか。

中には、賞の色にこだわるお母様もいらっしゃいました。

コンクールが終わった後の「あの日」のことは、今でも記憶に残っています。

知り合いのお母様が息子のレッスン前に来られ「先日の娘が出たピアノのコンクールのビデオを見てほしい」と先生にお話を。

どうも「自分の娘が金賞を頂けず、銀賞だった・・・」と憤慨されていたようです。

新しい出会いで開眼

息子は、どちらかと言うと不器用です。

似なくてよいのに、私の不器用を受け継いでしまいました。

なので、多くの生徒の中では目立たない演奏をしていたためか?

家での練習は、充分にしていてもイザ!先生の前で弾くと、力が発揮出来なくて撃沈。

30分枠のレッスンが10分で終わってしまう事も稀にありました。

息子が小5の 夏。

先生の暴言が過ぎたのをキッカケに、この先生から離れようと決心しました。

さて、新しいピアノの先生を探すには、知り合いに聞いてみるとか、気になる先生の発表会を見に行くなど色々あります。

インターネットーで検索していましたら、ピアノの弾き方について、非常に細かくご自分の持論を書いておられている記事を見つけました。

感銘を受けました。

今でこそ、ブログ発信は当たり前になっていますが当時は、まだまだピアノの先生が自身でホームページをもっていない時代。

世は、Windows 98。

今から20年前にブログで指導方法を公開されているのは珍しい事でした。

運良く、家から1時間以内のレッスン場に遠方から来ておられるという事がわかりました。

すぐさま連絡をとり、お伺いすることになりました。

さて、新しい先生のはじめてのレッスン。

今でいう体験レッスンです。

先生は、現役のプロの演奏家でした。

先生「ショパンだってモーツァルトだって、もちろんバッハだって子供でも弾ける美しい曲がたくさんあります。」

先生「今から弾く曲で、美しいと思ったものを言ってください」

それを今から君が弾いてみましょう!と…。

先生は、5曲弾いてくださいました。

その中で子供が選んだのは、シューマンの「楽しき農夫」

後打ちだし、右手フレーズの合間に左の合いの手を入れる感じの曲。

(む む 難しいんじゃないかなあ)とおもいました。

実は、それまでコンクールの課題曲以外は、小5までバイエルとハノンしか弾いていなかったのです。

「さあ。弾いてみよう。」

今まで初見で弾いた事がありません。


格闘の1時間。

あたまパニックーーーー!!と言いながらも

息子「頭を使うピアノを弾いたのは、今日が初めてやわ!おかあさん(^^)/」とても嬉しそうにいいました。

次の週、今まで習っていた先生に「退会します。」と挨拶に伺いました。

レッスンは月初めでしたので、1ケ月分のお月謝と菓子折りを持って。

私と息子「長い間お世話になりました〜!!」

その日から、練習のために弾く曲ではなく、作品と向きあう挑戦が始まったのです。

指の練習と表現の練習はバーナムに変更。
新しい先生は、自身のこだわりでツェルニー30番を使わずバッハの「プレ・インベンション」

そのあと、バッハ・インベンションの曲へ。

(バッハは、右手と左手がそれぞれメロディを奏でるので、今までの左手は伴奏の脳から変換するのに苦労していました。)

バッハの音のつくり方。
なんて素晴らしいのだろう・・・・。

課題曲は、ショパンのポロネーズも加わりました。

ブルグミュラーもソナチネも飛び越してソナタへ。

「美しい曲がたくさんあるのに、決まりきった教則本だけで終わるピアノレッスンでは子供が気の毒だ。」

本をパラパラめくりながらお話しされる先生は、メチャかっこよかった。

レッスンは週1回の1時間みっちり。

無駄話なく、レッスンが進みます。

メンデルスゾーンを弾く時は、作曲の時代背景や裏話を聞いたりして子供の目がキラキラしていたので、心底「あの時、変わると決めて良かった。」と思いました。

レッスンの合間に時折、「来週のコンサートで弾くんだ」と さらりとショパンエチュードを3曲。

そして演奏途中で「ここが気に入らないんだ」・・・・としばし、ご自身の練習が始まるのです。

同じフレーズを繰り返し繰り返し弾かれます。

その様子をじ~~~とみていた息子が「練習とは、こんなふうに気に入るまで同じフレーズを何度も何度も弾くものなんだな」と気がついたようです。

先生を変わって気が付いたこと

バッハインベンションの他にロマン期、古典期、近代期の曲をおりいれてテクニックと曲の解釈を教えて頂いたようです。

息子は、先生を変わってから半年もたたないうちに、自分の出す音を聞くようになり、フレーズの繋がりも綺麗になりました。

なによりも、自ら進んでピアノに向かう時間が多くなりました。

以前は、私がレッスンして仕上げのポイントだけ先生に教えてもらっていた「ピアノのおけいこ」でした。親がレッスンして家で仕上げてくるのが必須だったからです。

師を変わって最初に言われたことは「お母さんは、息子さんのピアノレッスンから離れて下さい。」

ラッキー♪(私)

ウキッ♪(息子)

 「この子は、どう伝えたら伸びるんだろう?」と考えてくださる「師」にで出会えたら子供はきっと変わります。

根気よく育ててくれるピアノの先生に出会えれば、子供は変わるのです。

ハイドン/ソナタ へ長調 Hob.XVI/23 第1楽章

(中二 夏のコンクールにて)

 

(終わり・・・スタスタと歩く我が子に、何度見て笑えるんやけど。。。。まあええか。)

古典派のハイドンの奏法は難しく、かなり苦心していました。

ドビュッシー ベルガマスク組曲「パスピエ」 Debussy Passepied

(中三 夏のコンクールにて)

コレは、なかなかハードルお高い曲。

中3の時、出場するコンクールの課題曲に選んで頂いたのは、ドビュッシーの「パスピエ」

後々、ショパンの曲を弾く時の勉強にもなるからと与えてもらいました

この曲は、時代背景を考えて弾く奏法が大切らしい。

「なんのこっちゃわからない。」と言いながらも食らいついてレッスンしていました。

先生が常におしゃっていた言葉があります。

舞台に上がれば誰もがひとり。

ポリーニだってアシュケナージだって舞台に上がれば1人。

誰も助けてはくれない。

途中ミスをしても止まってはいけない。

弾き切る。

なぜなら、音楽は時間の芸術だから。

あとがき

ピアノのレッスンは、一対一で行われます。

しかも密接。

指導者を選ぶ親の目は重要だと思います。

指導者を間違えたら、子どもだけでなく親も気の毒です。

合わないと思ってきたら、いきなり変わるのではなく、少しを見ながら代わりの先生を探すと良いかと思います。

私と息子は、即決しましたけどね。

関連URL

-音楽