ここだけしか聴けない音/大竹道哉ピアノリサイタル

今日は、教会にあるピアノが醸しだした「美しい音色」についてご紹介したいと思います。

 

昨日の2017.2.18(土)に加西の小さな教会で、ピアノリサイタルがありました。

加西市(かさいし)は、兵庫県の南部に位置する市です。
白鷺城で有名な姫路の近くにある人口47,000人ほどの市です。

 

ピアノリサイタルが開かれたのは、その町の小さな小さな教会です。

 

日本基督教団飯盛野教会

 

調律師の岡本芳雄さんの言葉を借りれば、
「音楽の神様に捧げているような演奏」が間近で聞けました。

 

こんな小さな教会で、こんなに心に沁みるピアノの音が聞けるなんて
なんて贅沢なことなんでしょう。

 

ピアニスト大竹道哉氏

 

昨年末から教えを頂いているので、
常に先生がおっしゃってる
「休符が大事である。そして休符の後の緊張感のある最初の一音を気にすること。」
「鍵盤をつかむようにする指の動き。」
「PPピアニッシモの音の出し方、指の置き方。」

等々…が演奏会という形で勉強できました。

 

 

(撮影:演奏後に撮らさせて頂きました。)

 

当日のプログラム

ドビュッシーは、好きな作曲家です。
昔、月の光とかアラベスクは、長い月日をかけて勉強しました・・が・・。
いやいや難しいですね。

 

可愛くてオシャレなピアノ曲が詰まっている
『子供の領分』はよく聴いていたのですが 前奏曲集は、お初です。

モーツァルト︓Mozart, Wolfgang Amadeus︓1756〜91
 幻想曲 ニ短調 K.397  ピアノソナタ ヘ⻑調 K.332 ピアノソナタ 変ロ⻑調 K.333

ドビュッシー︓Debussy, Claude Achille 1862〜1918
 前奏曲集 第 1 巻 全 12 曲 デルフィの舞姫 – 帆 – 野を渡る風 – ⾳と香りは夕暮れの⼤気に漂う – アナカプリの丘 – 雪の上の足跡 – ⻄風の⾒たもの – 亜⿇⾊の髪の⼄⼥ – とだえたセレナード – 沈める寺 – パックの踊り – ミンストレルズ

 

■ モーツアルトの演奏されているときは、モーツアルトがピアノの上に座っていて
 「そーなんだよね( ^^) ~。
  そう!そこは、そう弾いて欲しいだよねー。」とか言ってるような気がしました。

 

モーツアルトと言えば、1984年に制作された映画でトム・ハルス演じる
『アマデウス』(Amadeus)を思い出します。

映画のモーツアルトは、
ちょっぴりエッチで、天真爛漫かつ下品で礼儀知らずな人間性で描かれています。

 

大竹先生の演奏は、映画の中でサリエリが嫉妬した
「神の寵愛を受ける唯一最高のもの」を 時空を超えて私たちに聴かせてくださいました。

 

■ ドビュッシー︓ 前奏曲集 第 1 巻 全 12 曲

ピアノを聞いていて絵が見えた・・・と言っては大げさかもしれませんが
高度な演奏の技巧で「⾳と香りは夕暮れの⼤気に漂う」で風が見えたんですよね。

 

驚きました。

 

演奏会が終わった後、

「先生のムソルグスキー 「展覧会の絵」が聞いてみたい。」とお願いしました。

 

⼤竹道哉先生のプロフィール

■ ピアニスト大竹道哉氏に習う

 ↑ 上記記事内で紹介させて頂きました。

Blüthner Nr.4 ブリュートナー

飯森教会にあるピアノは、とても古くて貴重なピアノらしいです。

 

ブリュートナー (Blüthner)は、ドイツを代表するピアノメーカーのひとつで、同年に創業したスタインウェイ・アンド・サンズとベヒシュタイン、そしてベーゼンドルファーと並んで、世界四大ピアノメーカーと言われています。

 

調べました (^^)/

 

20世紀最高の指揮者ともいわれるフルトヴェングラーが

「ブリュートナーのピアノは本当に歌う事が出来、そしてそれはピアノにとって最高の褒め言葉である」と書き残しています。

ブリュートナーの特長の一つにアリコートシステムという独特の弦構造がある。
通常の他社製ピアノは、1音に対して、弦が3本張られているが、ブリュートナーのピアノは、高音部にアリコート(共鳴弦)と呼ばれる4本目の弦が張られている。 この4本目の弦はハンマーで打たれることはなく、共鳴させるためだけに張られており、この共鳴によって倍音が増幅される構造である。
この4本目の弦は、3本の弦の上部に貼られ、独立した駒を経て響板を振動させていたが、最近のモデルでは、4本が同じ高さに一列に配置されており、豊かで純度の高い高音を実現している。 出典:Wikipedia

 

・・・とありますが、飯森教会にあるピアノは、3本です。

なぜなのか?

このピアノは、どんな音なのか?
また、いい音を出すためにどんな調律でどんな事をしているのか?は
直接「岡本ピアノ」さんに聞いてください。(笑)

(有)岡本ピアノ工房

 

調律師/岡本芳雄

 

岡本さんは、良い音を出すためなら、如何なる工夫も努力もする調律師です。

こんなにピアノを愛してくれる人に調律してもらって、
ピアノが応えないなんて事ない!だろうと思います。

 

 

馬で例えると名馬がピアノで
調教師が調律師であるでしょう。

サラブレッドは、とても神経質で繊細な心を持っています。
丁寧なメンテナンスをしていると
いざ、名騎手が乗ると とてつもない美しい走りをします。

 

岡本さんにメンテナンスされている、教会にあるブリュートナー (Blüthner)は、
綺麗な音を出したいと思って弾けば、思いのほか美しい音を出すし
弾く事で一生けん命でしたら「粗」をそのまま出してくれる。

「ちょっとおナルシスト~?!」と度々思います。

このピアノに受け入れられるように
私も練習しなくっちゃと思ってます。

 

岡本さんのピアノに対する細かな愛情の様子は、上記のフェイスブックをご覧ください。

【岡本ピアノ工房】

■ 連絡先:090-8984-3434 (8:30~21:00 年中無休)
  岡本ピアノ工房 http://okamotopiano.jp

■ 良い音を出すための作業の数々 http://okamotopiano.jp/?page_id=97
■ 調律料金 http://okamotopiano.jp/?page_id=22

※ 長い間調律されていない場合も安心な、作業料上限¥20,000/4時間(税別)です。
 (調律+鍵盤分解掃除 鍵盤ガイドピン磨き 弦磨き アクションネジ類増し締め 小修理も含む。)

 

クラシックを聴く

昨日のピアノリサイタルは、

天井が高い教会で演奏されたこと、
その教会での音の跳ね返りや音の余韻を 計算されたかのような演奏者の技術。
そして、ピアノに深~~い愛情と技術も持った調律師によって

ピアノが醸しだした「美しい音色」を楽しむことが出来ました。

 

真剣に学ぼうとすると難しいクラシック。

しかし「難しいから面白い」と先生がおっしゃるように

今、ピアノを習うことが とっても面白いんです。

 

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